維持・管理の為の定期点検の流れ

維持・管理の為の計測器

太陽光発電工事は、I-V特性を測定して完了!!

汎用テスタの電圧測定だけでは充分な測定は出来ません!
正確に測定するためには、負荷試験で電流―電圧特性を測定することが大切です!

  • 汎用テスタで測定できるのは、開放電圧だけです。
    「薄幕」モジュールの抜けと発電電圧は測れません。
    「単結晶・多結晶」モジュールの接続間違いは発見できますが、発電能力は測れません。
  • 設置した太陽光発電の発電能力を測定するには、負荷試験が必要です。
    IVH-2020Z I-Vカーブトレーサで簡単に最適な検査ができます。

太陽電池は、種類によって影の影響が異なります。

太陽電池は影や異物の影響により、発電量が変化します。このような変化は汎用テスタでは測定する事ができず、不具合を見落とす原因にもなります。
正確にI-Vカーブを測定し、最大発電量を算出する事で、故障や劣化を未然に防ぐ事が可能です。

結晶シリコン系モジュール

・モジュール中の全てのクラスタに影があると、 回路全体が働きません。

・バイパスダイオードの動作により、影の影響は クラスタ単位で発電量の低下が回避できます。

薄膜系モジュール

・影の部分の出力のみが欠損しますが、 回路全体は働きます。

・一般的にI-Vカーブは崩れませんが、短絡電流、 発電量が影の大きさに比例して低下します。

IVH-2020Zで測定したI-V特性

・結晶シリコン系モジュールは、影の影響がI-Vカーブの形やFFへ顕著に表れます。
・薄膜系モジュールは、影の影響がI-Vカーブにほぼ表れず、日射量に対するIscの変化のみが顕著に表れます。

資料「太陽電池の負荷特性(I電流-V電圧特性) まるわかり 」
iv_theory.pdf
PDFファイル 845 KB